胎盤遺残のお話の続きです。
半年たっても胎盤は残ったままで、化石みたいになっているようでした。
生理が始まったら、生理の出血とともに自然ととれるかもしれないし、とれないかもしれない。子宮鏡手術という、内視鏡みたいな手術で除去することもできると言われました。胎盤が残っていることのデメリットは、もしかしたら次の妊娠の時に残った胎盤が邪魔をしてトラブルが起こってしまうかもしれない、と言われました。
そして生理が2回来ても、びくともしないままぽんの胎盤遺残。2人目を考えていたので、子宮鏡手術をすることにしました!
出産・通院した病院では子宮鏡手術は出来ないということで、大学病院を紹介されたままぽん。大学病院なんて初めて。響きがすごい。ドキドキしながら向かいました。平日の診察だったので、ななちゃんもつれて行きました。
機械で受付をするとポケベルみたいな呼び出しベルがにょきにょき!と受付機から出てきました。おお、すごいシステム。ピロリロリン♪と呼ばれ、診察を受けるとめちゃ若いきれいな女医さんでした。そして子宮鏡手術を受けるということで、日程を決めたり事前の検査を色々受けたりしました。入院は2泊3日です。
入院当日、産婦人科病棟だったので、なんと新生児室が同じフロアに!産まれたての赤ちゃん。あまり見すぎるのも警戒されるかな、とちらちらっとしか見れませんでしたが、とーっても癒されました。
そして手術当日。手術といっても子宮鏡手術は内視鏡みたいな感じでどこも傷はつかないので、そんなに怖くはなかったのですが、全身麻酔だったので、初めての全身麻酔に緊張しつつも手術室にややわくわくしてしまうままぽん。
横になり、説明を受け、麻酔の先生が数字を数えます。「いーち、にー、さ」
「・・・ん?」
終わって病室のベッドの上にいました。全身麻酔すごい。意識はまだ朦朧としていて、だんだん体がガタガタ震え出しました。少し熱が出たようです。そしてとにかく喉と唇が渇く!高保湿のリップクリームがあるとよかったなと思いました。
麻酔もしっかり醒め熱も下がると、もうどこも辛くありませんでした。さすが子宮鏡手術。経過も問題なく、2泊3日で無事退院できました。
2泊3日入院をしたので、当時10か月くらいだったななちゃんは初めてままぽんと別々の日々を過ごしたのですが、ななちゃんはその時すでに母乳は飲んでいなかったので、特に問題なく過ごせたそうです。たった2日会わなかっただけなのに、退院してななちゃんと再会したときはもう嬉しくて、そして可愛くてたまらなかったです。
こうして、ままぽんの胎盤遺残はすっきりきれいに除去してもらえたのでした。その後は全く問題なく過ごせています。産後約10か月にわたるままぽんの通院もこれにてお開きとなりました。