ななちゃんの心室中隔欠損は、生まれてから発覚しました。
妊娠中は特に問題無く、胎児の推定体重は少し小さめでしたが、経過順調で臨月に入りました。臨月に入ったところで妊娠高血圧症になってしまいましたが軽症で済み、39wで無事ななちゃんを出産することができました。ちっちゃい!かわいい。生まれたてほやほやです。
出産直後、産科の先生と助産師さんがなにやら会話をしているのが聞こえてきました。
今思うと、お医者さんは助産師さんの言葉を遮るように話していて、ままぽんが気にしないように、気を使ってくれたのかな?と思います。でもばっちり聞こえてました。病室に戻った後は、”心雑音”をひたすら調べる検索魔人となったのでした。
産まれて2日目、相変わらず心雑音について検索しまくりの私。産後の疲れた身体に検索しすぎて睡眠不足。更にななちゃんは黄疸の数値が高く、光線治療になってしまいました。
光線治療は目隠しをされ、オムいちで保育期に入って光を浴び続ける治療です。
イメージはこのような感じです。
保育器の中はぽかぽか暖かいようで、授乳の時間に保育器からななちゃんを出してもらうと、ほっかほかのほやほやでした。でも、ななちゃんは目隠しをしたまま。授乳室は他のママさんたちもいる中で、目隠しをされたまま授乳したりミルクをあげていました。心雑音もあると言われていたので、周りの健康な赤ちゃんと比べてしまってすごく悲しかったです。待望の赤ちゃんが生まれて、お世話が始まって、嬉しいことなのに悲しくて不安でたくさん泣いてしまいました。今思うと、産後メンタルは大分やばかったなぁと思います。
新生児黄疸の数値もなかなか良くならず、光線治療は継続に。たかが黄疸・・とは思えずめちゃめちゃに心配して検索する内容が増えてしまい、頭も冴えてしまって全然寝られない産後の入院生活でした。あの時の自分に、ななちゃんは2歳にもなるとパワフル元気満タンイヤイヤガール過ぎて、母は毎日白目むいてるよって教えてあげたいです。笑
新生児黄疸の数値は4日目あたりからやっと下がってきてくれて、無事光線治療を卒業して目隠しもとることができました。
産まれて5日目、ついに小児科の先生が心臓エコーをしてくれました(総合病院で出産したので小児科もありました)。結果、やはり心臓の中にある心室に穴が空いていて、心室中隔欠損症だと思う、と言われました。心臓に穴があいている…最初は動揺しまくりでしたが、ままぽん調べによると、自然に塞がることが多い、手術になっても99%成功とのことで、大丈夫大丈夫と言い聞かせました。
そして、いざとなったら手術もできる大きなこども病院「成育医療研究センター」の紹介状をもらって、退院の日にそのまま受診することになりました。受診するのは循環器科です。
退院の日。24時間いつでも助産師さんに頼れる状況が無くなってしまうことが、それはそれは不安で不安で泣きそうでした。ちっちゃい身体にぶかぶかのベビードレスを着せて、抱っこして退院。こんなちっちゃい、心臓に穴が空いている赤ちゃんを、これから責任を持って育てていけるのだろうか。なんてぐるぐる考えたりしてたのかな?あまり記憶が無い!そして紹介状を持ってドキドキしながら成育医療研究センターへ受診に行きました。
成育医療研究センターに着くと、とてもかわいい内装。さすが子ども病院。
すれ違う子の中には、見てわかる重い障がいのある子が何人もいました。中には元気に見える子ももちろんたくさんいましたが、ふと近くの扉を見ると「移植外来」の文字。今までと全く違う世界がそこにありました。今まで知る機会も無かったけれど、ななちゃんのお陰でこんな世界もあるんだということに気付かせてもらったなぁ、なんて思いながら検査を待っていました。
検査内容や診察結果については、次回に記載していきたいと思います。